Teensy 4.0について
Teensy 4.0はPJRCからリリースされている小型かつハイパフォーマンスなArduino対応ボードです。非常にコンパクトなサイズ(超小型(約36mmx18mm)でありながら、Arduino対応としては頭一つとびぬけた性能を備えています。Teensy 4.0 |
購入すると本体と共にピン配置を示した紙が同封されてきます。
Teensy 4.0 パッケージ |
Teensy 4.0 スペック
以下の比較のとおり、CPU周波数及びFlash/SRAM領域ともに大変魅力のあるスペックです。さらに詳細はこちらをご参照ください。他のボードにない特徴としては通常SPI接続にてサポートするSDカード向けI/FがTeesny 4.0ではSDIO (4bit) によるサポートとなっている点が挙げられます。
Arduino環境
Arduino環境でTeensyを使用するにはTeensyduinoを導入する必要があります。基本的には、Teensyduinoのダウロードページの通りに進めます。
対応するArduinoのバージョンに制限があるようですので、その場合はArduinoをアップデートします。私の場合は1.8.10がサポート外でしたので、1.8.12にアップデートして使用しました。
Arduino環境でのライブラリの配置場所は
- C:\Program Files (x86)\Arduino\hardware\teensy\avr\libraries
になります。
例えば、Arduinoのsetup(), loop()は
- C:\Program Files (x86)\Arduino\hardware\teensy\avr\libraries\main.cpp
に定義されています。
また、Pin定義は以下にあります。
- C:\Program Files (x86)\Arduino\hardware\teensy\avr\cores\teensy4\pins_arduino.h
CPUスピードの設定は ツール -> CPU Speed から所定の値を選ぶことで設定します。
CPU Speedの設定 |
VS Code - PlatformIO環境
プロジェクトの規模が大きくなるとArduino環境では少々扱いづらい場合がありますので、Visual Studio Code - PlatformIO環境を導入することもできます。
その場合はこちらを参照してください。
VS Code - PlatformIO環境でもTeensyduinoをインストールしておく必要があります。
PlatformIOでのプロジェクト環境はplatformio/platform-teensy (GitHub)のexamplesフォルダを参考に構築します。
VS Code - PlatformIO環境の場合も、基本的にまずはArduinoフレームワークを使用して構築することになります。
Windows環境の場合ライブラリの場所は以下の通りです。
- %USERNAME%\.platformio\packages\framework-arduinoteensy
- %USERNAME%\.platformio\packages\framework-arduinoteensy\cores\teensy4
- %USERNAME%\.platformio\platforms\teensy
CPU周波数は各プロジェクトのplatformio.iniに記述することで設定できます。
[env:teensy40] platform = teensy framework = arduino board = teensy40 upload_protocol = teensy-gui board_build.f_cpu = 600000000L
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